石斛(セッコク)とは

ラン科植物で学名をDendrobium moniliformeといいます。洋ランのデンドロビュウムのノビルタイプに属する小型の耐寒性デンドロビュウムです。毎年4月下旬から5月にかけて、香りのよい清楚な花(白、紅、黄、緑、桃など)を多数つける鑑賞価値の大変高いランです。分布は、日本の本州(岩手県が北限)四国、九州、南西諸島まで広がっており、外国では、朝鮮半島、中国、台湾、ヒマラヤなどにも分布しています。日本では、森林内の樹上や岩石上に自生しています。樹上の場合、根は、樹皮の表面を這うようにのびています。岩石上では苔などと共生しています。(このようなランを着生ランといいます)一般には通風しがよく、付近に谷川があるなど、空中湿度が高いところに自生しています。セッコクの名は漢方薬の石斛(セキコク)がなまったもので、古くより、野生のものを強壮、鎮痛、健胃などの薬用として用いていましたが、江戸時代の天保年間頃には、葉の変化した、葉変わり(斑入り、縞など)や茎の変化したもの(飴矢など)、さらには花なども観賞されていたようです、これらの葉変わりや茎の変化したものは、登録されて長生蘭と称され、永い年月を経て現在でも数多く品種が栽培されています。

セッコクの魅力

1 清楚で香りを持つ花。
2 華麗な姿で場所を取らない。
3 花色、花形が変化に富む。
4 耐寒性があり、栽培に温室やフレームを必要としない。
5 栽培が簡単で、よく殖える。